そばの熟成について考える。

最近そば業界で熟成ブームが来ているそうです。ひねくれものの私はいつもなら鼻で笑うところですが、実はとても興味があって、玄ソバを寝かせるとどうなるかやってみたかったんです。

江戸時代、玄ソバをどうやって保存していたんだろうと気になっていました。米と一緒かな。米はどうやって保存していたんだろうかと調べてみたら、玄米のまま土蔵で保存していたそうです。

以前、常温で玄そばを2,3年放っておいたことがあるんですが、それを試しに石臼で挽いて食べてみたら、酷かった。

ただいつもと違う味と香りがしたので、保存方法を考えたら面白そうだと思いました。

それから頭の中では考えているものの、なかなか実行に移せませんでした。それが今そば業界で熟成ブームが来ているなどと聞いて、やってみたい気がムクムクとわいてきてしまいました。

土蔵はないし大きな保冷庫もないし、どこで保存すればいいのだろうか。冷蔵庫?冷凍庫?風通しのいい日陰で常温?水の中に沈める?温度は?湿度は?

実は鍾乳洞を使って保存したいと思っていて、色々聞いてみましたが、鍾乳洞で食品を保存するのは衛生上難しいそうです。

とりあえず、冷蔵庫のチルド室と常温で玄そばと抜き実を1年くらい寝かせてみようと思います。

自分の中では理想のイメージが出来ていて、「鍾乳洞で寝かせた二年物の秩父の玄そばを手挽きの田舎そばで出す」なんてなんだかすごそう。いつかやってみたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です