今日は、水の「硬度」について考えてみました。
そもそも「水」とは、H₂O、水素と酸素の化合物です。
昔、理科で習った気がしますが、あまり覚えていません。
調べてみた水に関するうんちくを、少し紹介します。
- 水色とは文字通り、水の色(薄い青い色)です。
- 温度によって呼び方が変わります。温度が低いと”水”、温度が高いと”湯”。
- 見た目によっても呼び方が変わります。個体は”氷”、液体は”水”、気体は”水蒸気”、個体が結晶になると”氷”から”雪”になります。
- 上空にあると”雲”、下に来ると”雨”になります。
知っていたようで知らなかったことがたくさんあって、特に今まで意識したこともありませんでしたが、こうやってあらためて見てみると面白いです。
ここからが本題です。
水の硬度とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの量を、炭酸カルシウムの量に換算して数値化したものです。
そして、硬水と軟水の違いは、ミネラル成分の含有量の違いです。
ミネラルとは無機質のことで、生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外の物の総称です。
難しくて、あまりよくわかりません。
WHOでは、0~60mg/L未満が「軟水」、60mg/L以上~120mg/L未満が「中硬水」、120mg/L以上~180mg/L未満が「硬水」、それ以上が「非常な硬水」と定義されています。
日本では、100mg/L以下が「軟水」、300mg/L以上が「硬水」、間が「中硬水」と呼ばれています。
日本で多く見られる軟水は、口当たりが良く、さっぱりして、飲みやすく感じることが多いみたいです。
アメリカやヨーロッパで多く見られる硬水は、口当たりが重たく、風味が独特で、苦みを感じることがあるようです。
市販のミネラルウォーターを飲み比べてみても、そこまでの違いを感じませんが、ちゃんと軟水のほうが飲みやすくて、「水が合う」とはよく言ったもんだと思います。
硬水が飲みにくいとは感じませんが、硬水を飲みすぎると、水にあたって、お腹を下すことがあるらしく、赤ちゃんやお腹が弱い方などは、あまり硬水を飲みすぎないようにしてください。
ただ、メリットもあって、便秘の方などは、硬水を飲むと良いそうです。
他にも、硬水と軟水で、メリットとデメリットがそれぞれあります。
いつも使っている毘沙門水は、中硬水ということは、聞いたことがありましたが、数字としてはどの程度なのかは分かりませんでした。
先日水を汲みに行ったときに、ふと見てみたら、毘沙門水に成分表が張ってあったので、自分で硬度を計算してみたいと思います。
硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4.1)の計算式で硬度を計算できるらしいので、この式に当てはめて計算してみます。
毘沙門水の成分表を見てみると、カルシウムが39mg/L、マグネシウムが1.3mg/Lとなっているので、これを計算式に当てはめて、(39×2.5)+(1.3×4.1)=102.83となって、硬度102くらいになります、たぶん…。
硬度102というのは、日本では、軟水に近い中硬水です。
これが分かったところで、軟水と硬水や毘沙門水を使って、料理に使うときにどう違ってくるのかを、次回、試してみたいと思います。