そばを打つの「打つ」ってどういう意味だ?
お客さんからは、臼と杵で餅つきみたいにそばの実を打つ、打ち込みそばとかいうのを聞いたことがあります。
他にも長野の方で打たないそば?とかいうそば屋さんの話。
すり鉢でそばの実を打つ?なんてそば屋さんの話を聞いたこともあります。
真偽は別にして、地方によって色々そばを製粉する方法があるようで興味深いです。
昔は「そばがき」みたいなものをそばと言ったそうです。
その後、のしたり切ったりしたそばのことを「そば切り」というようになりました。
それを考えると、のしたり切ったりすることではなく、餅つきみたいに臼と杵でそばの実をぺったんぺったんついて、水を加えて、そばがきみたいにする方が「打つ」イメージがわきます。
現在では、鉢で「水回し」しているときに、そばをこねているのが打つでしょうか。
ちなみに「手打ちそば」の定義は、混錬工程のみ機械で行うことができる、だそうです。
何を言ってるのかよくわかりませんが、こねるのは機械でもいいよ、ということらしいです。
ということは、のしたり、切ったりがそば打ちということか。
他にも調べてみると、昔は刀で人を打つなんて言ったようで、包丁を刀に見立てて打つと言ったようだ。
とか、そばの神様の大先生は著書で、麺棒で「のす」ときの音である、みたいなことを書いています。
結局のところ、だれにもよくわからないようです。
そばにはこういうわからない言葉がたくさんあって、面白いですね。
何となくできそうな、すり鉢を使ってそば粉にしてみて、そばを打ってみようと思いましたが、すり鉢が見当たらない…。
すり鉢そばはまた今度やってみます。
私の考えは、そばは細く長く縁起がいいものなので、「福は内」内?打ち?
私の打つそばは「心を打つ」そばだ。の打つ?
なんちゃって。どうもすいません。