そばは太切りと細切りでどう違うのか。

今日はそばを太く切るのと細く切るのでどう違うのか、気になったので試してみたいと思います。

使う粉はいつも田舎そばで使っている玄挽きの粉。これを太く切るのと細く切るのとで比べてみます。

昔は切りべら23本と言って、一寸(3センチくらい)を23本に切るのがいいとされていたそうです。だいたい1.3ミリくらい。あまりイメージ出来ないですが、少し太めか、それほど細くない微妙な感じ。

今日はこのくらいを目安に切ってみたいと思います。もう一つはうちで出してる平べったい田舎そば。切りべら6本くらい、5ミリくらい。こうやって言葉にしてみるとすごい太そう。

3センチで23本。
3センチで6本。
左が細い、右が太い。

細い方は玄挽きなので喉ごしは良くないですが、香りが良くて食べやすい、おそばって感じ。細く切ると包丁を入れた断面が多くなるから、香りが増すのだろうか。ただ細く切りすぎると食感がフニャフニャになってしまうので、あまり良くない。

こういう感じの玄挽きの細いそばは他のお店でも食べられそうであまり面白くないかな。

太い方は香りはおとる気がしますが、味は濃く感じます。太い方がワシワシ、そば食ってる!って感じがします。

同じそばですが、厚さや太さによって味が変わるのが面白いです。

切りべら3本、1センチくらい。

おまけ、ちょー太いそばにしてみました。メッチャ美味い。

今までこのくらいという目安はだいたいありましたが、あらためて、のすときの厚さや切るときの太さを意識して考えてみると、味や食感に直結するので大切なことだと勉強になりました。

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