先日テレビで、東京のお蕎麦屋さんが、「あつもりせいろ」というそばを出していたのを見ました。
そのそばが当店の田舎そばに似ていたので、ちょっと気になりまして、実際にやってみました。
以前、”茹でたて”のそばで調べたことがあって、何となくこういうものだというイメージはあって、試しにそばを蒸したりしてみました。
この敦盛?熱盛?は蒸したり、熱湯をかけたり、釜揚げしたり、茹でたそばをしめてまた温める、などの方法があり、関西方面、大阪や京都などで、今でもこのようなそばを出しているお店があるそうです。
今回は、当店の田舎そばを茹でて、冷水でしめて、温めなおして、せいろがないので「ざる」に盛りました。
生卵と熱いつゆと薬味、そばを温めたものをざるに盛ります。
卵に熱いつゆを加えて、そのつゆを使ってそばを食べます。
美味しかったです。
温めると、そばの香りが増しますので、いい香りが漂います。
(余談ですが、冷水でしめると、そばの香りが、弱くなる気がします。
何故かはわかりません、気のせいかもしれませんが、普段から意識はするようにしています。
当店のもりそばは香りが薄いので冷水でしめて、食感やのど越しを大切にします。
手挽きのそばは、風味を大切にしているので、そばのぬめりをとる程度で、冷水でしめることはしていません。)
話を戻しまして、私の店では、特にこのような食べ方をしなくてもいいとは思います。
めんがのびて、食感があまりよくない。
つゆもいつものほうが美味しい。
頭が固いので、今までの食べ方に慣れてしまって、普通に食べた方が美味しい。
地方によって食文化が違うと思いますので、そばを温めて食べる地域があることが面白いです。
そういえば、うどんでは当たり前に、「熱盛」や「釜揚げ」で食べてます。
なので、これはこれでいいんだと思います。
いつか、本物を食べに行ってみたい。