「もりそば」、「ざるそば」、「せいろそば」、「かけそば」。
もりは盛り、ざるは笊、せいろは蒸籠、かけはぶっかけ(どんぶり)。
どのような器に盛りつけるか、の違いからそれぞれの呼び方がきているようです。
もりは普通のお皿やお椀に盛られて、ざるは水が切れるように竹ざるに盛られて、つゆにつけて食べていたみたいです。
もりとざるの違いは、器の違いのほかに、つゆを違うものにしたり、海苔をのせたりして、ざるそばのほうが豪華に見えるようにして値段を高くしたそうです。
現在では、海苔の有る無しだけが、もりとざるの違いのようになっています。
簡単に言うと、こんな感じの説明が多いです。
特にブログに書くこともないと思いましたが、オッと興味があったのは、つゆを変えて盛り付ける器をを変えていたということ。
それまで、みりんは高価であまりつかっていなかったようですが、ざるそばではつゆにみりんを加えてコクをだすようにしたそうです。
面白い。違うつゆをつかっていたのか。
当店の「手挽き」は、盛り付けは見栄えをよくするようにしてきましたが、つゆは同じものをつかっていて、いつかつゆも変えてみたいと常々考えてきました。
だしの勉強もしているし、これを機に近々チャレンジしてみようと思います。
今日は試しに、そばに「海苔」をのせて、「ざるそば」にしてみました。
のりをのせると、やっぱり豪華そうに見える。
食べても、のりの香りがしておいしい。
ただ、わたくし、毎日、一生懸命そばを打つんです。
そのそばの上に海苔をのせると、そばが消えてしまって、海苔になってしまうんです。
それがちょっと悲しいので、うちでは出していません。