そばの粒度について考える。

今日は、そばの粒度(りゅうど)について考えてみました。

そばの粒度、なんだか難しそうですが、やっぱり難しかったです。

粒度とは、大小の粒の分布状態。粒子の大きさ。です。

もうこの時点で、よくわかりません。

このことについて、顕微鏡などを使って、研究している学者さんのような方もいます。

他にもいろいろなことを発表している方々がいて、私もいくつか読んでみましたが、途中で眠くなってしまいました。

こたつが気持ちよくて、読んでると眠~くなってしまいます。

要するに、粒度の分布が広い方が、そばが美味しくなるということ。

細かい粒々、大きい粒々など、粒々の種類が変わることによって、そばが変わって、味も変わってくるということ。

皆さんが言いたいのはこのようなことだと思います。

その粒度を変えるために、さまざまな方法を使います。

石臼の目立てによって、粒度も変わるので、そのために石臼を変えて、そばを挽くようなことまでするそうです。

石臼を挽く速度などによっても、粒度は変わってくるようで、かなり複雑です。

(私の場合は石臼を1分に三十回転、2秒に一回転、まわすようにして挽いています。)

ふるいにも意味があって、以前はふるいの網は絹でできていたそうですが、今は多くがナイロン製です。

ナイロンは摩擦で静電気が発生するので、絹のほうがいいそうです。

この辺のことは科学的にも証明されているみたいです。

実際にそばを科学している方々がたくさんいるのは面白くて、それだけ「そば」には魅力があるということだと思います。

しかし、そのおりこうさんたちよりも、「俺のほうがそば打つのうまいだろ」、と心の中では思ってます。

石臼の研究をしているそば屋さんや、粒度分布表などというものを張り出しているそば屋さんもあるみたいです。

私のそばも粒度の検査してもらいたい。

その粒度分布表を張っているだけで、こだわってる感がでます。

多くのお客さんには、あまり関係ない気がしますが…。興味ないだろうし…。

手挽き二八そば、アップ。

当店の「手挽き二八そば」の粉のアップ。

玄挽きの粉、アップ。

「手挽き田舎そば」の粉アップ。

こうやってみると、どちらもかなり粒々が大きい気がします。

抜き実のほうはわざと粗く砕いたそばを入れているので、粒が大きいです。

玄挽きは、そば殻が大量に入っているので、そばにするとみんな切れてしまいます。

どちらも、全粒粉は粒が大きすぎて、生粉打ちが難しいです。多分できないと思います。

私には、石臼を変えたりだとか、ふるいを変えたりだとか、そこまですることは今のところできないかもしれません。

ただ、粒度を意識して、石臼を挽いたりふるいをふるったりすることはできるし、とても大事なことだと思います。

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